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【今年度の集大成!南砺の里芋について まなぶ・たべる】

先日、福野小学校5年2組の生徒さんとの「しらゆきさとこ」コラボ企画が無事に終了しました。
約半年間という月日をかけて行ったパンの開発。当初、南砺市産の食材を使ってパンを作ろうとしていた生徒さん。夏に平田先生とお会いし「しらゆきさとこ」の話をしたことをきっかけに生徒さんと「里芋」でパンを作ることになりました。

パンといってもただのパンではありません。
総菜パンというテーマがあり、里芋にはどんな具や調味料が合うのか一生懸命考えてくれました。最終的にはチーズに決定!
【なんと!もっちりさとこのペーストパン】が完成しました。
平田先生の多大なるご協力のおかげもあり、南砺市全ての小中学校で「しらゆきさとこ」を使ったパンが3月2日と4日に提供されました。

めぐるめプロジェクトでは、2年前の設立当初から「つくる人と食べる人をつなげる」という変わらぬ想いで活動してきました。今回の企画でも提供当日に実際に里芋農家の杉森さんをお呼びし交流授業を企画。
杉森さんはお話の最後に子供たちへこんな問いかけをされました。スライドには腰の曲がったおばあさんが畑仕事をしている写真

「この写真をみて皆さんは何を思いますか?」

杉森さんは、これが一次産業の現状だ、と。実際に農家の仕事はとても大変だ、と。だけど、仕事が辛いのは農家だけではない。どんな仕事をしても辛いことはきっとある。里芋を育てていて一番嬉しいのは「おいしい〜!」と言ってくれる姿を見るときであると仰っていました。

子供たちも真剣に杉森さんさんのお話を聞きながらペンを進めていました。
お話のあとには、めぐるめからクイズを実施!里芋が初めて作られた国や生産量が多い都道府県など中々難しい問題を用意したつもりでしたが、さすがは里芋について勉強している5年生のみんな。なんと、全問正解者が出るほどでした。最後に手作り表彰状を杉森さんから授与していただき授業を終えました。
給食を皆で囲みながら、「パンがもちもちしていて美味しいー」「めぐるめさん。ありがとうございます」の言葉が聞け感無量でした。

数年後、授業で里芋の勉強をしたこと、地元に誇れる特産物があること、そして一次産業や食に関心を持ってくれたらなあと、大学生になり食の生産現場から食べるところまでを一貫して経験しためぐるめメンバーは思ったのでした。

授業後は、パンを製造していただいた株式会社キングパン様にもご挨拶に伺いました。
工場長さんが「地産地消には元々興味があり、しらゆきさとこが規格外の里芋を利用しているということで協力したいと思った!」とお話してくださり、とても嬉しかったです。

多くの方のご協力により、成功に終わった今回の企画。作る人から食べる人へ、ひとつの物語が完成しました。改めてメンバー一同、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

今後とも「しらゆきさとこ」そしてめぐるめプロジェクトをよろしくお願い致します。

めぐるめプロジェクト一同